ハイフンやスペーシングで悩む時間はもったいない!

結構見落とされがちなポイントとしてハイフンやスペーシングがありますコロンとか-とかスペースを入れるとか入れないかですね。

これは翻訳に慣れてくると特に気になるようになります。というのは僕自身翻訳をフリーで始めたときは今ほどは気にしていませんでした。

当時の考えで今考えればアウトだったのは

1.原則はあるけれど、アメリカ語とかインド英語とかあるからガッツリした決まりはない
2.1つの文章で統一されていればよい

ハイフネーションを勉強した後の、今の僕の考えは

1.かなり細かく規則がある。ただしたまに例外的に複数のルールが許されたり、ネイティブでも議論が分かれるものもある。
2.1つの文章で統一されていればよい→それは例外。ルールはある。

例えば、コンマのあとはスペースを入れますね。We develop the software, which is…のように。ところでたまに巷の公共施設やショッピングモールなどで見かける英語の中に、英語のカンマの後にスペースが無いのがありとてもとても気になります。Please enjoy eating,shopping,and watching movies.などです。

こういうことを勉強しておいた方がいい理由は、翻訳作業で悩まなくていいので、翻訳表現そのものに集中できるからです。これは冠詞も同じことです。

この記事では、昔は僕が知らなかった、または特にルールはないかなと思っていたことの中で、やっぱりガッツリルールがあった!というものを紹介します。

1.単位の前はほぼすべてスペースを入れる。

e.g., 5 m, 17 kg, 67 V, 32 km/h

例外:%と、°(または°C )のみ。(他にあったらどなたか教えてください~。)←順番は逆ですが、$40や¥59のように通貨記号の場合はスペースなし。9月28日追記)

e.g., 5%, 78°, 54°C 

2.スラッシュの前後にはスペースは入れない。

e.g., Press the button to open/close the door.

 
3. 数字と単位の間にハイフンを入れる。

e.g., 500 g-coverではなく、500-g cover

4. 複合語のハイフン。

e.g., environmently friendly (副詞+形容詞ではハイフン無し)

environment-friendly (名詞+形容詞ではハイフン有り)

5. 意味によって変わる、ハイフンの有無。

e.g., red wine bottleは、赤いワインボトル。 red-wine bottleにすれば赤ワインボトル。


いかがでしょうか?これらはノンネイティブの英語がネットで拡散されている現代、間違った表現はいくらでもありますので、きちんとした参考書またはスタイルガイドなどを使用しないといけないと思います。今回の記事はすべてスタイルガイドまたは参考書を根拠にしています。

他にも別記事で書きますね。ネイティブでも議論が分かれているもの(コックスフォードコンマ)なんかもありますよ~。
ハイフンやスペーシングで悩む時間はもったいない!


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