校正の仕事が来まして、色々チェックしたのですが、その中にetc.がたくさん出てきました。
細かい話ですが、この使い方が間違っていると訳の見栄えが良くないと思いますので、色々調べたことをまとめます。
ちまたのサイトとかブログだと自由奔放に(笑)使われていると思いますので、根拠としてジーニアス、ウィズダムとシカゴマニュアルを使用しました。
そもそもetc.とは?
ご存知の方も多いと思いますがet ceteraというラテン語で、英語に直訳するとand the restとなります。
Q1:A, B, and etc.は良いのか?
A1:andが不要。
上記の説明のとおり、etc.にはandが含まれているので、etc.の前のandは不要です(ジーニアス、ウィズダム、シカゴマニュアル)。入れてしまうと"A, B, and and the rest"になってしまいます。シカゴマニュアルは"and etc."と書くことをpoor styleと指摘しています。
Q2:Example: A, B, etc.とか、such as A, B, etc.は良いのか?
A2:etc.が不要。
日本語では「例:A、Bなど」という文はそう不自然ではありませんが、英語では冗長とされます(シカゴマニュアル)。というのは、「例」と言っている時点で「すべて網羅してはいない」という意味が入るからです。
まあどっちゃでもええやん、という感じもしなくもないですが

、僕個人はこういうのはキッチリさせたいし、一回調べておけば今後校正の時に毎回辞書を引かなくても良いので、自分のためにも記事にしました。
それから、etc.の代わりですが、and the rest、and the like、and others(←ただしこれはネイティブの先生から「othersが何をspecifyしているのか分からない」と指摘されたことがあります。)、among othersなどがあります。違いは…勉強中です!!
今日のくまモン↓
