今の翻訳は、は以前と似てて、建設系の内容です。正確には土木です。基礎とか、杭打ちとか。
で、当然専門用語が多発するのですが、何しろ原文の量が膨大で、分担するため用語の統一がネックになります。
きちんと統一しておかないと、誤訳というほどでもないのにすべてを修正する羽目になります。完全な誤訳であれば修正するのはしょうがないと割り切れますが、そうでもないものだと結構ストレスです。
例えば、沈下量はsettlementですが、これをsettlement amountなどと訳したとしましょう。別に誤訳ではありませんが、これがバラバラだとやっぱり見た目が悪い(質が低い)ように見えます。こういう修正がないよう、あらかじめ用語集などで訳語を決めておく必要があります。
今回の仕事はエージェントから独自の用語集や市販の専門用語集を頂いているので。それを利用します。その時に、翻訳に取り掛かる前に多少時間をかけてでも用語集を読んでおくことがめちゃ大事です!
翻訳する原文が多いと、どうしても不安になってしまいいきなり訳したくなりますが、結局さきほどの話のように修正をすることになり結果として時間が余分にかかってしまいます。
これ、前の職場で学んだことです。専門用語であればあるほど、違う用語を使った時に相手が混乱または誤解する可能性があるわけです。なので、用語集に載っている可能性がちょっとでもありそうな場合、毎回用語集をチェックしてました。エクセルで検索するだけですけどね。
今回の仕事では用語集や専門書(対訳)としてエクセルとPDFで3、4ファイルありますが、用語はできるだけ検索して確認してから訳すようにしています。思ったよりたくさんヒットしたり、やっぱ確認してよかった〜と思うことしきりです。前にも書いた通り、事前にざっと読むだけでも、「この単語、見た気がする」ということが起こり得ます。それだけでも大分違いますね。
ただ、いま頂いている専門用語集は合計500ページほどあるんですよね…。対訳の専門書を入れると2,000ページを超えます。眺める、という感じで読んでます。