定例トライアルの結果がグーでした。

翻訳のコンテストにちょっとずつ参加。

で触れました、アメリアの「定例トライアル」の実務(ビジネス)分野の結果が来ました。Aでした。一番上はAAですが今回(というかほぼ毎回)該当者はゼロですので、良い結果だと思います。

 

 

トピックは特許(明細書とかではなく、特許についての一般的な説明)だったのですが、(商標などについて)open to challengeを「異議申し立てを受けやすい(権利侵害をしていると訴えられやすい)」と訳すなど、ちょっと専門的な部分はうまく訳せなかったのでAAには至らなかったようです。

 

 

単なる試験の結果自慢になるのは不本意なので、皆さんに役立つように勝因を考えることにしました。それはズバリ「簡潔に訳した」ということです。

 

 

そりゃそうだろ、という声が聞こえてきそうですが、具体的には山岡洋一氏の書いた「翻訳とは何か」という書籍の文体を思い出しながら訳しました。

 

 

山岡氏は、「翻訳の勉強をしたければ自分の尊敬する訳者の訳文を読んで勉強すればよい」ということを書いておられます。僕は山岡氏の訳文はまだ読んでいませんが、彼の簡潔かつ具体的な文体がとても気に入っていて、最近は訳もメールも山岡氏の日本語を思い浮かべながら書いています。

 

 

そういう、自分の好きな文体や言い回しって読むだけでも自然と身につきますが、意識して覚えるとなおさら自分の血となり肉となり、訳文にも表れます。ご自分の好きな作家のいいまわしなどを是非探してみてください!


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