翻訳では訳文を「納品する」という言葉を使います。商品という感じがしますね。通訳ではそういう言い方はしませんが、結局は同じだと思います。クライアントさんが言った日本語を英語に訳すということは、 お客さんから言われたものを訳して納めてるということには変わりないからです。これってレストランで料理を出すのと同じような感じがします。お客さんから注文を受けて、料理を出すということです。そんでもって、例えば「ありがとう」をThank youと訳すのはウェイターさんが水を出すぐらい簡単ですが、とても難しい文章の時はお客さんから味付けや香辛料まで細かく指示されたようなそんなものと似てる気がします。訳した時の相手の反応が少し悪くてうまく伝わらなかったなぁと思うのは、料理の味がお客さんの口に合わなかったのと同じですね(こんな経験は僕だけじゃないですよね?!)。でもそういう反応があると、次は味付けを変えてみようとか、このお客さんは熱めが好きとか、調整出来ますよね。一回一回、というか一言一言が経験&勉強です。もちろん、落ち込んでいる暇などないわ!