証人尋問→裁判所ではなかった。

証人尋問の通訳が終わりました。最初は裁判だと思っていたのですが、実は不当労働行為、要するに従業員が会社から不当な扱いを受けた、という事に関する争い(審査)でした。裁判官がいる物とはちょっと違い、審査委員という人がいて、双方とも少し和やかな感じだったので助かりました。僕は慣れない場でかなり緊張していたので。

内容は事前資料を読んでいたので難しくはありませんでしたが、それでも部外者なので当事者の名前や書類(「甲9号証の1と2を」…とか)は日本語でもメモしきれなかったりしました。

聞き返す時は毎回審査委員に「聞き直していいですか?」と聞かなきゃならなかったので勝手が違いました。

それと、通訳人は通訳以外のことを喋ってはいけないのです!例えば明らかに行っていることがおかしい場合でも指摘せず、そのまま訳さねばならないのです。

例えば、「彼は本社が大阪と言ったが、本社は東京のはず」みたいなことがありましたが、僕はそのまま大阪と訳したところ、みんなが「あれ?」となりました。でもそれでもいいそうです。通訳人は勝手に解釈するな、ということです。あまりにもワケが分からなくなった時は、指摘してもいいそうですけど。

そんなこんなで通訳マシーンと化して、とにかく淡々と訳しました。そういう意味では楽ではありましたが、省略も付け加えても行けないのでそこは気を遣いました〜。あー疲れた。

それと、関連資料は全て返却なのですが、単語集はいいだろうと思っていました。しかし!単語集も返すよう言われました。ケチー!でも急いで20個くらいメモしてやったもんね!!


コメントいただいた場合、こちらで承認してから受け付けております。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。