翻訳の料金は今まで経験した限り2種類あります。
(1)エージェントから料金を提示される
(2)エージェントから料金の提示を求められる
僕はこの仕事を始める前は(1)が多いと思ってたし、その方が楽なのですが、(2)だと色々考えます。
というのは、職人的発想で行くと、「その翻訳にいくらまでなら出してもらえるか(儲かるか)」を考えるべきではないと思っています。逆に「いくらの価値があるか」で決めるべきだと思います。
たまたま自分が不慣れな内容で時間がかかるものであっても、誰でも訳すことができて成果物(訳文)は市場価値が低いと思えば低い額を提示すべきだし、逆に個人的によく知っている分野で自分にとってはカンタンと感じても、それを訳せる人が少なく市場価値が高いと感じれば高い額を提示すべきです。
例えば音楽関連の翻訳があったとして、自分の大好きなアーティストで全曲知ってるぜ!みたいな人の文章を訳すのと、全然知らないミュージシャンの訳では、同じレベルなら同じ金額のはずです。労力は違っても、です。あってるかな?
しかし人間は欲の深い生き物。「○○円くらい欲しいな」という悪魔のささやきがあるのも事実。特に高い買い物したときとか(笑)でもそれはダメだと思います。
さて、この決意いつまで続くかな〜。