通訳と翻訳の違い(4月15日追記版)

翻訳通訳者たかぽん

2024年04月15日 11:12

通訳と翻訳の違い、続編です。これ、書いてて楽しいです(^^♪

通訳では、聞き違いが発生します。例えば、以前の案件で「ぼうおん性(と僕には聞こえました」というのをsound proofと訳したところ、よくよく聞いたら「防汚性(表面の汚れが付きにくい)」でした。たしか調理用品の話だったので、防音って変ですね…。

他方、翻訳の場合、原文の区切りが不明瞭な場合があります。特に技術関連の箇条書きに多いのですが、本来は「〇〇調査 結果検討会議」というところを、「〇〇調査結果検討会議」などとなり、そのまま訳したら「あれ?」ということがあります。

その場合は、コメントを入れます。僕なりのコメントは、以下の3パターンです。

パターン1:原文のエラーか自信がない場合⇒原文通り訳してコメントする
「XXX」は原文通り訳しましたが、「YYY」である場合、訳は"ZZZ"となります。その場合、お手数ですが置換をお願いいたします。

パターン2:原文のエラーの確立がかなり高い場合エラーを修正して訳し、コメントする
「XXX」は「YYY」として訳しております。原文通り訳す場合、訳は"ZZZ"となります。

パターン3:99%原文エラーの場合(例:ディズニーラント←ランドでしょ)エラーを修正して訳し、コメントする
「XXX」は「YYY」として訳しております。
↑ただし、エラーの数があまりにも数が多い場合(OCRされたものなどは多いですね)、重要なものだけに対してコメントします。

参考になれば幸いです。