専門分野の決め方。
翻訳でも通訳でも、専門分野を持つことがメチャ大事です。
エージェントにアピールする時も、エージェントが通訳翻訳者を選定する時も専門分野があると全く違うと思います。
ではどうやって専門分野を決めればいいのでしょうか?
一つは、フリーランスになる前に働いていた分野がそのまま専門分野になるというパターンです。 その分野の裏事情や専門用語を知っている事はだいぶ強みになると思います。
ではそうじゃない場合どうしましょうか?翻訳や通訳の需要があまりない分野で働いていた場合や、今までと違う分野をしたいと思った場合などです。
その場合は仕事しながら見つけていくことしかないと思います。「そりゃそうでしょ」という答えですが
僕の経験を話しますと…。
防衛関係で働いていたとはいえ、フリーランスになったら違う分野で働きたいと思ってました。興味もそうですが、ビジネスの場でガリガリやりたかったのと、政治の世界は何かと疲れるなあ~という印象がぬぐえなかったからです。自分がお偉いさんの通訳になったときはまだいいですが、逆に自分のクライアント(例えば会社の社長とか)の接待相手が偉い政治家だった時とか、大変そうですからね。
では何をするかというと、生物学科出身で化学系にアレルギーがなかったので製薬系に行こうと考えました。あと製薬系は専門性が高いので単価が高く儲かる(ゼニが入る)と聞いていたからです。
しかーし!実際はそうはなりませんでした。
製薬は専門性が高いためか未経験者には来ないようで、僕のところにもほとんど来ませんでした。では何が来たかというと、一般ビジネスに加えて機械関連でした。
なぜ機械関連かは分かりません。役所時代の経歴書に施設の建設関連のことを書いたからかな?あと、トライアルで機械関連の点数が一番良かったから?よくは分かりませんが、僕が大好きな内容なのは確かです。
そんなわけで今は「僕の専門は機械関連」と言える状態になりました。実績もあります。ただし、これでは不十分です。というのは、機械ってどんな機械?医療機器?それとも研磨機械?など専門分野は無数にあるからです。
こういうのは結局やってみないと分からないと思います。加えて、需要がどれだけあるか、とか、そういうこともフリーランスとして食べていくためには関係するわけですし。趣味でやるだけならいいけど。
結局は自分がどういうことをするとワクワクするか、にかかってきますね。それと現実問題として、食べて行けるか(いくら欲しいか)。これって家族の状況とか自分の価値観とか、変化していくことと関連するので「コレ」とは決まらないですよね。なので常に模索です。おそらく最後の最後まで!
↓今日のくまモン(やる気十分!)