翻訳する時間とチェックする時間の配分。
最近、量の多い翻訳を頼まれることが増えました。以前、エージェントの方が「信頼できる人にしか大型案件は任せられない」とおっしゃっていたので、ちょっとずつ信頼されつつあるのかなあ。
で、その期待に応えるためにも質の高い訳文を納品したいのですが、こちらも人間、ミスはあります。特に最初に翻訳して、チェックする前の訳文は。
で、チェックが甘いとそのまま納品→ひでぶ、となります(泣)
それを防ぐ方法は、チェック時間をあらかじめ組み込んでおくことですね。でも納期は厳しい。ではどうするか。
その仕事にかけられる時間のうち例えば80%を翻訳、20%をチェック、と算数で割り切るのです。
例:夜に依頼され、2日後の12:00納品、4,500字を英訳。
僕の場合、1日の作業時間は7時間程度で、納品日は10:00〜12:00に作業可能。でもネットのトラブルや不測の事態を考えて11:30には納品するので…。トータル作業時間は8.5時間です。従って翻訳時間は約7時間弱、見直しは2時間弱です。内容によって、翻訳6時間とかにしてももちろんOK。
これだと1時間で700文字程度訳せばいいことになります。得意分野の機械、IT系なら十分こなせる量です。
そんなことを自分で決めて、あとは腹を括って、翻訳本体は絶対終わらす。分からない単語がある場合、何時間もかけてしまいがちですが、それを防げるのがメリットです。結局、後で意味が分かって良い訳語が思いついたり、過去の書類に既訳があったり、実は重要語ではなかったり、いろいろあります。
それからチェックで全体を改めて俯瞰すると、用語の不統一や、言い回しの不統一が見つかります。これを防げるメリットは大きいです!!
「1つの単語で1日悩む」とはよく聞くことですが、〆切を守ることが大前提ですからね。
今日も頑張りましょう!
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