諸君!統計学ならこの本だよ!(おススメの統計学参考書)
この記事のタイトルはちょっとヘンですが、実はこの本の中で頻繁に出てくるのです。「諸君」という言葉が。 建設系の翻訳で、地震が起こる確率の話がありました。その翻訳の時には何とかネットで調べて対応したのですが、基本的な用語は知っといた方がいいかなと思って勉強しました。 通訳翻訳そのものとは直接関係ありませんが、時々目にするブックレビュー的な記事として載せます。「はじめての統計学」(鳥居泰彦著・日本経済新聞社刊)です。 特徴は、具体例を出して直感的に分かりやすいこと。「〜という確率は、直感で〇〇と思うのが普通だが、計算すると違っている」とか、「〜という確率は、やはり直感と同じで△△である」という風に、血が通っている感じがします。 それと、語りかけるような口調で、「ここでは分からなくていいので、あとでじっくり学んでほしい」といった表現があることですね。 「ここで紹介した以外に〇〇や□□といった用語もあるが、それはこの本を終えて、中級レベルとして勉強してほしい」といったコメントもあり、どこまでが基礎なのかを明確に示してくれています。ですから、「自分は初級者だから」と思えば、力が抜けた状態で勉強できます。追いつめられる感がないです。 そもそも、初級者だからこそ「はじめての統計学」なんていうタイトルの本を選んでいるわけですから、難しい話はいらないのですけど! 二項分布とかポアソン分布(覚えてます?)とかが翻訳に出てきて、これって統計学では基本だった気がするな…と思って勉強してみました。 とりあえず超基本だけ知りたかったので、半分のちょい手前までしか読みませんでしたが、統計を身近に感じることができたという意味で、良かったです!おすすめですよ!