通訳と翻訳の違い(2):普段の生活で聞く英語に対する反応

翻訳通訳者たかぽん

2020年06月17日 00:20

さてさて、通訳と翻訳の違いですが、普段の生活でもその違いがありますー。  ラジオやテレビで何気なく聞こえてくる英語。これって、通訳者マインドでは「もしこの英語を訳す仕事を受けていたらどう訳していたのだろうか?」といつも考えてしまいます。うまく聞き取れなかった時は「ぎょえー」となったり、「いや、ラジオで音質が悪いし」とか「実際の仕事なら事前準備しているし」と言い訳したり(汗)  翻訳マインドでいうと、特に広告に反応しますね。以前見た駅の広告で「無限の技・術・力」というのがありました。見る度に訳語を考えるのですが、いまだに良訳が思いつきません(笑)  通訳も翻訳の違いについては一般にはあまり知られていないような気がします。英語圏の方も、通訳を紹介する時に"He is our translator."と紹介することがあります。僕自身、そういう紹介をされた経験が数回あります。Yahoo知恵袋では、それと逆で「以下の文章を通訳してください」と質問している方がいました…。  まあどちらでもいいと言えばいいのですが、サッカーとフットサルを「人数が違うだけでしょ」とか、アメフトとラグビーを「ユニフォームの違いだけでしょ」と断ずるくらい乱暴なんじゃないかな〜と思いまして。  で、包括的に違いを説明すると抽象的になるんじゃないかなと思ったので、色んな角度から違いを羅列してみたくなりました。演繹的ではなく帰納的に考えるということでしょうか(この表現で合ってるかな?)。  日々思いついてしまい、ずっと書きたいな〜と思っていたのでこういう記事を書いている次第です!!