ギアラ!(航空関係の通訳)
航空関係では日本人の間でも英語が飛び交います。管制官とは日本人同士でも常に英語ですし、単語がそもそも英語が多いですね。
もちろん和訳しているものもあり、Wingは翼(「つばさ」ではなく「よく」と言います)、Speedometer(ところでspeedの後にoが入るのを最近知りました)は速度計など。
そうはいっても、パイロット間でも何か指示を出す時はやはり英語が基本です
2人で操縦する航空機では、パイロット(操縦士、pilot)とコパイロット(副操縦士、copilot)がいます。で、パイロットから届かない場所にあるスイッチとかは、コパイロットに指示して機器のスイッチを入れたりします。その時、日本語で「〜のスイッチを入れて」ではなく英語を使うことがよくあります。
その一つが"Gears Up!"です。
飛行機って降りる時に足の先にタイヤがついているもの(着陸装置、landing gear)を降ろします(↓の写真参照)。逆に、離陸後は上げます。その時、コパイロットにGears up!と指示するのですが、Gear upと単数にして「ギアラ!」みたいに発音してました。いちいちPlease retract the laning gears.なんて言ってられません。すぐに操作しないと航空機はあっという間に墜落の危険性が上がってしまうからです
最初聞いた時はもちろん分かりませんでした…そもそも、ギアは「道具」みたいな意味の方が一般的なので最初は区別がつきませんでした。
そういえばマンガでチャラい若者がCheck it out(見てみてよ)の意味でチェケラ!と言ってましたがホントに使ってるのかな?