通訳の事後作業。
あまり知られていないことですが、通訳をした後に若干事務作業があります。あと、今後のための勉強も
だいたい下の4つですね。
1.報告書の作成
2.自分の実績表に記載
3.知った単語や表現を用語集に追記
4.もらった資料の廃棄
まず1は、会社によって書式は全然違いますが、日時、拘束時間(8時間を超えると超勤がつきます)、移動経路、大まかな内容などを書きます。
名刺交換があったときはエージェントにスキャンしたものを送ることもあります。通訳者は複数の名刺を持つ!に書いたとおり個人の名刺を渡すことはご法度なのでエージェントの名刺を渡すんですが。
2は、自分のための整理とエージェントにアピールする用です。年月(最初は日も入れてましたが、そこまでは必要ないと思います)、分野、通訳形態(逐次、同時)などを入れます。この分野がたくさんあるほどエージェントからは仕事を頼まれやすいです(と思います)。
でもその分野の種類のフォーマットみたいなものがないので、例えばある工場で時計の製造の通訳をした時に「機械」と書くか「製造」と書くかとか両方を書くかとか悩みどころはあります。図書館で見る分野(図書分類法)とかもいいかなと思っていますが、どうかな
3は、通訳としてある意味一番大切なことですが、今回知った表現を貯めるためです。特に「辞書では〇〇だが、××の方が一般的で通じる」という貴重な情報は特に忘れずに。
あと日本的、または英語的表現で訳に窮したものも入れています。
それ以外には個人的に面白いと思った情報を入れます。必要があれば図面をネットから探して貼り付けたり。ここはほとんど遊びに近いです
4は、企業秘密情報もあるでしょうから、もらった資料は捨てます。めちゃ細かく切ってまぜまぜまぜして複数のごみ袋に分けます。例えば半分は火曜のごみの日の袋に、もう半分は木曜のごみの日に捨てます。万が一漁ったとしても情報がまとまっていないのです。まあ全部集めても分からないくらい細かく切るのですが。
とは言え、フリーはとにかく前を見ることが大事なので終わった仕事にあまり捕らわれないで次のことをどんどん考えるのが一番だと思います!!