日本的発想の通訳はむずい。(不動産の通訳)
不動産屋の通訳に行ってきました。土地・建物の所有者(売主)と、不動産屋さんと、買主(マレーシア人)と仲介者プラス僕です。事前にもらっていた重要事項説明書などを一つ一つ説明していき、その通訳をしました。
日本のゆるいところを買主からいろいろ突っ込まれたのでちょっと大変でした。
たとえば不動産屋が「購入後に増築する場合、条例上この地区は○○mの高さまでしか建てられない」と説明すると、買主から「隣の家はかなり高かったが、あれはいいのか」との突っ込みが。不動産屋の回答は「確かに違法だが、周りから苦情が来ないのでそのままである」というもの。
通訳はするにはしましたが、聞くからにおかしいのでやりにくかったですわー。その方は笑っただけで、契約はスムーズに行ったのでよかったです。
不動産屋さんも色々と正直な話をするので、途中から全部訳すのではなく、「今の話は複雑だから、○○というふうに説明(通訳)しよう」というふうに、通訳する内容を話し合いながら進めました。
そんなわけで普通は1時間くらいで終わる手続きが2時間半もかかりました。こんなにかかるのは珍しいそうです。意外と疲れました…。