通訳になったきっかけ(4)過去の挫折経験

翻訳通訳者たかぽん

2015年04月11日 18:01

通訳をめざした直接のきっかけといえるか分かりませんが、僕は一度挫折しています。小学生の頃から鳥が好きで、鳥の研究者になるために鳥の研究ができる大学を選びました。

しかし、本やテレビで鳥を知ることと研究するのでは全然違いました。それに気づいたのは卒論のため、信州の高原のロッジで他の研究者と共同生活を開始した時でした。そしてあっさり挫折しました。研究があまり好きでないことに気づいてしまったのです。

振り返れば、鳥のことを見たり知ったりするのは好きでしたが、自分なりに疑問を見つけて研究をしたかというと、全くしていませんでした。でも研究者になる人は、子供の頃から疑問を持って、研究みたいなことをしているんですよね。

つまり、師匠がいようがいまいが関係なく、職業にする以前に自分でなんらかの形で、例えばボランティアで「すでにやっている」のです。これを現した話があって、「陶芸家の卵が弟子入りを希望する時、両手でその門をたたくことはない。なぜならそれまでに作った沢山の作品を両手に抱えているからである」だそうです。

僕も通訳や翻訳のボランティアをやっていたので、少しは向いているのかな?と思うことがあります。それは今後明らかに